祝いの言葉、呪いの恋文

関ジャニ∞ニューシングル「友よ」の発売、おめでとうございます!

そして、少し早いけれど、丸山隆平さん、36歳のお誕生日おめでとうございます。

今年も変わらず丸山さんのことが好きで、お誕生日をお祝い出来ることが嬉しいです。そして、ニューシングルの発売を祝うことができて、本当に、本当に嬉しいです。

 

書こう書こうと思いながらも書いていなかった、いわゆる“沼落ちブログ”と、いま思い浮かぶ愛の言葉を、この機にしたためます。

 

 

関ジャニ∞のことは、デビューした当初から、ずっと少しだけ知っていました。

地元からジャニーズのアイドルがデビューしたと知り、クラスの友達や家族と大騒ぎしました。好きやねん、大阪。も、大阪レイニーブルースも、使い方を覚えたばかりのレンタルショップで借りました。好きやねん、大阪。の振り付けを休みの時間に友達と一緒に踊ったり、桜援歌を口ずさみながら自転車に乗って林間学校のおやつを買いに行ったりしました。地元の商店街には、「商店街は関ジャニ∞を応援しています」という言葉とともに、∞SAKAおばちゃんROCKが延々と流れていました。インターネットで知り合った友達は「プリンがパーン!」を連呼していたし、塾で知り合った友達から勧められてHeavenly Psycho、プロ∞ペラ、オニギシを聴いたりもしていました。それだけ環境が整っていたのにも関わらず、関ジャニ∞のオタクとしての人格がどうして目覚めなかったのか、思い返すと不思議でなりません。

 

私はほとんどテレビを見ない生活を送っていたので、関ジャニ∞は勿論、ジャニーズの出演番組を見る機会も全くといっていいほどありませんでした。早くに持たせてもらった携帯電話で、友達のあいだで流行している楽曲を聴くくらい。そのあと私はいわゆる邦楽ロックの音楽が好きになって、ジャニーズとは縁遠い生活を送っていました

 

2015年夏、アルバイト先で流れていたFNS歌謡祭で、関ジャニ∞ががむしゃら行進曲を歌っているところを偶然目にしました。えらい楽しそうに歌う人たちやな、全員まるっと表情が良い、みんな楽しそうやのに錦戸くんは微妙な表情をしているところがこれまた良い、渋谷さんってこんなに良い表情で歌う人なんや、横山くんめっちゃ一生懸命やん、丸山くんはちょけるタイプの人なんやな、大倉くんって鳥貴族の人やっけ?表情から育ちの良さが滲み出てるわ…、そんなことを思いながら見ていました。THE MUSIC DAYも観ました。とにかく明るい安村が出てて、ワッハッハーを歌ってるやつ。あと2016年夏には罪と夏を歌ってる歌番組も観ました。美輪明宏が舞ってて、水着を着たお姉さんたちが出てくるやつ。全部アルバイト先でやけど。関ジャニ∞はいつもものすごく楽しそうに歌っていて、見かけるたびに私のなかで関ジャニ∞の株が少しずつ上がっていっていた気がします。ジャニーズは大して興味ないけど関ジャニ∞はいいな、好きになるなら関ジャニ∞やな、という気持ちが、少しずつ、でも確実に、積み重なっていっていたように思います。

 

レンタルショップで借りた十年ぶりに借りた関ジャニ∞のCDは、「関ジャニ∞の元気が出るCD‼」でした。2015年11月15日の朝、CDTVで取り上げられていたことから知りました。サンボマスター銀杏BOYZが楽曲提供をしていると知り、すぐにiPhoneのメモ機能を使って、曲名とアルバム名を控えました(そのときのメモがいまだに残っていて、私はそれを自分のオタ史料としてとても大切に思っています)。サンボマスター銀杏BOYZも、ワンマンライブに通うほど大好きなバンドだったので、すぐにTSUTAYAに走りました。ついでに唯一出ていたベストアルバムの8ESTも借りて、iPodに初めてジャニーズの楽曲を入れました。私はジャニーズというものへのハマり方を知らなかったので、このときも楽曲を聴くだけの楽しみ方で終わりました。今となっては、このときにもう少ししっかりハマって、関ジャニ∞のオタクになっていたら、七人の姿を追うことが出来たのに…と思います。

 

関ジャニ∞のオタクになった決め手は、泥棒役者の番宣に出演する丸山さんの姿でした。ちょうど二年前の十一月、私は現実世界から逃げ出すために衝動的に一人で旅行に出掛け、知らない土地でしこたま梯子酒をして帰ったホテルで、丸山さんが番宣で出演する番組の予告を見かけました。私は、思うように上手くいかない現実から目を逸らすための逃避先を、情緒的に依存できる対象を、無意識に探し求めていたのでしょうか。それとも、さっきまで酒を飲んでいた居酒屋で、一人の私に光GENJIの音楽が寄り添ってくれ、ジャニーズというものの存在を思い出したからでしょうか。ビジネスホテルの小さなテレビ画面に映る貴方の姿に、私はなぜか釘付けになったことを、今でも鮮明に覚えています。

番宣に出ているあなたの姿を追うところから、私の丸山担としての生活は始まりました。なんとなくずっと気になっていた関ジャニ∞。なぜか惹かれる丸山隆平さんという存在。映画は公開日の翌々日に最寄りの映画館のレイトショーで鑑賞して、嗚咽をあげて大泣きして帰りました。一生懸命に生きようとは試みてはいるものの、もうにっちもさっちもいかなくなっていた頃だったので、優しい物語が沁みました。

 

 

ちょうど同時期に、関ジャニ∞クロニクルという番組の存在を知りました。もうおしまいです。最初に観たのは、イケメンカメラ目線スポーツ。一人暮らしの家のなかで、はじめて声を上げて大爆笑しました。いきなりドッヂとイケメンカメラの過去動画を、時間の許す限り一日中漁りました。観れるものはすべて観ました。関ジャニ∞を観ているあいだは、現実を生きるの不全感をすべて忘れることが出来ました。

 

そこからは早かったです。過去のアルバムをすべてレンタルショップで借りてき、出演番組を追い始め、ファンクラブに入り、ジャニオタとして呟く用のTwitterアカウントを始動させました。旅先のテレビで丸山さんの姿を観かけたのは2017年11月1日、関ジャニ∞FCに入ったのは2017年11月30日。すべて2017年11月に起こった出来事。たった一か月で怒涛の沼落ちをキメました。木々の葉が色付くと、関ジャニ∞に、丸山さんに恋をした季節が来たなと思います。私にとっては、秋が恋の季節です。

 

 

関ジャニ∞なら丸山さんが好きだな、という予感は、なんとなくずっとありました。予感が確信に変わったのは、一枚の写真を見たときだったように思います。ウインクしながら素っ裸で飛び跳ねて股間部のみベースで隠されている写真を見て、「この人だ」と思いました。股間部のみ薔薇の花束で隠した直立不動の姿勢で新聞に載っている姿にも見惚れました。私はどうやら男臭い裸体に弱いようです。明るく元気なパブリックイメージとは裏腹に、なんとなく陰を強く感じるところ。柔和な表情と、瞳の翳り。頑丈な体つきと、柔らそうな腹部。甘い歌声と力強いがなり声。姿を見れば見るほど、歌声を聴くほど、そのすべてがツボでした。毎日正午に更新されるWebページを見るたびに、一ファンとして愛されている実感を持ちました。顔を見るだけで、声を聴くだけで安心出来ました。伝説の陰毛みくじエピソードも、私が恋に狂う一因だったように思います。ファンに愛を届けてくれる安心感、一瞬先に何をしでかすか分からない不安定さ、もう完全にメロメロでした。

 

関ジャニ∞が、バンド曲を沢山出していて、くたびれた心に効く歌を沢山歌ってくれていたのも、大好きになった理由でした。ぐちゃぐちゃでなんとか毎日を生きている私には、歌詞も刺さりました。「デコボコでもデタラメでもメチャクチャでもいいから」「がむしゃらに踠くその手にキッカケの糸がかかる」「過ぎ去った旋風を翻す反撃の好機へ」「踏み出した一歩は歪でも宝だった」「挫折に絆創膏貼って平気なフリしてく」、楽曲に沢山勇気づけられました。関ジャニ∞の音楽を大好きになったことが、関ジャニ∞を大好きになった理由の一つです。

 

 

私が関ジャニ∞のことを大好きになってから間もないころに、すばるくんの脱退会見がありました。七人の関ジャニ∞のことをリアルタイムで追うことが出来なかったこと、今でも思い出すととても悲しくなります。でも、六人の関ジャニ∞を観るのに間に合ってよかったな、たった一年間しかなかった関ジャニ∞の六人時代を存分にこの目で追うことが出来て良かったな、とも思います。私はまだまだ、関ジャニ∞とは別の道を選んだ二人に対して気持ちの整理がつかない部分も多くて、どんな気持ちでいたらいいのか何がなんだかわからなくてモヤモヤしてしまうことも多いけれど、この気持ちとはゆっくり気長に付き合って少しずつ消化していけたらいいな。突然ぶり返したように喪失感が襲ってきたり、悲しみの濁流に呑み込まれて押し流されてしまいそうになるけれど、同じオタク友達や関ジャニおじさんたちに浮き輪を投げてもらったり手を引っ張ってもらったりしながら、関ジャニ∞のオタクとしての生命を長く続かせることができたらいいな、と思っています。

 

 

たった一年半のあいだに大きな大きな変化を経験しても、グループとしての歩みを止めることなく進み続ける選択をしてくれて、本当にありがとう。泥まみれの血みどろになりながらでも這い蹲って生きてくれる関ジャニ∞の生き様が、本当に本当大好き。自分にとってどれだけ大切なものを失おうと、どれだけ大きな別れを経験しようと、それでも生きている限り人生は容赦なく続いていくけれど、関ジャニ∞はそれでも休むことも止まることもせずに頑なに突き進んでいってくれるところ、本当に愛しています。

まだまだ好きになってたった二年しか経ってないけれど、私にとって関ジャニ∞は人生です。関ジャニ∞を通じて知り合った友達のことも、同じ悲しみや楽しみを分かち合って乗り越えた大切な仲間だと思っています。関ジャニ∞を想って文章を書くと、関ジャニ∞の歌詞のフレーズばかりが思い浮かんできて、自分の言葉じゃくなる気がして少し悔しい。関ジャニ∞のオタクを一緒にしていた友人のなかには、関ジャニ∞から離れてしまった人もいるけれど、人生の一期間を共に過ごした仲間のように思っています。

 

私は関ジャニ∞のことを好きになった二年前よりも、もっとずっと関ジャニ∞のことが、丸山さんのことが大好きです。私も将来的には最強のおばはんになれるように、今はまだまだ這い蹲って泥を食って砂を噛んで生きていこうと思うので、おっちゃんたちにはその格好良くて泥臭い背中をまだまだたくさん見せ続けてほしいな。関ジャニ∞を心の盾にしながら、まだまだ自分の人生に食らいついて生きてやるぞ。歯が全部折れても歯茎の力で食らいついてやるねん。おっさんらを追いかけながら、私もそういう気概で生きていきたいな。

 

非常に長くなりましたが、丸山さん36歳の誕生日おめでとうございます!そして、関ジャニ∞43枚目のシングル「友よ」発売おめでとうございます!

関ジャニ∞のおっさんらのケツを追っかけるためなら、地獄の果てまでついていける気がしています。これって、愛かな?

 

36歳の丸山さんのことも、五人体制の関ジャニ∞のことも、時間と心身と金銭の許す限り、全力で応援させていただきます。